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小説「ヴェール」

占いのネオン文字が目に入る。その時、私の目の前に立ちはだかる茶色の服装が現われた。
私はその人か近づいてきたことなんて気付きもしなかった。そこに居たのは母親ほどの歳の年老いた女性。マスクはしていないが、民族衣装のようなヴェールを纏い、口元は隠されていた。その人は私に言う。「でも注意しなければならないことがあります。ヴェールを纏わなければ本人にはけっして逢うことが出来ません。話す事も目に留まることもありません。だから、必ずヴェールを纏っていてください。そして、一番伝えておかねばならない事があります。それは……」

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